COBOL課題を解決する「AIベテランエンジニア」提供開始~仕様書の自動生成やシステムの質疑応答をAIチャットで実現~

プレスリリース

ITサービスを提供する東京システムハウス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:林 知之、以下「当社」)は、COBOLの仕様書作成や、 COBOLシステムの質疑応答をAIが自動で行うシステム「AIベテランエンジニア」の提供を開始しましたので、お知らせいたします。

概要図

AIベテランエンジニアサービスページ
URL: https://www.tsh-world.co.jp/cloud/ailegacyexpert

背景

COBOLは、現在も多くの社会インフラを支える基幹システムで利用されています。しかし、ベテランエンジニアの引退や技術者不足により、保守・運用面での課題が深刻化しています。加えて、仕様書や設計書が整備されていないことによるブラックボックス化も問題となっており、レガシー脱却やDX推進の妨げとなっています。
こうした状況を受け、当社ではCOBOL資産の見える化と効率的な運用を支援するべく、「AIベテランエンジニア」を開発しました。本システムは、COBOLコードをアップロードすることで仕様書を自動作成できるほか、チャット形式で相談することでコードの修正案提示や不具合の調査などを行うことが可能です。当社はこれまで、レガシーシステムの資産分析と移行を体系化した「メインフレーム・マイグレーション・サービス(MMS)」を通じて、多数の実績を積み重ねてきました。「AIベテランエンジニア」では、COBOL特有の仕様書構成や資産分析の指示による最適な仕様書を作成し、仕様書やCOBOL言語のノウハウをナレッジとしたRAGで質の高い自動応答を実現しています。

「AIベテランエンジニア」について

「AIベテランエンジニア」は、COBOLシステムに精通したベテランエンジニアの業務をAIが代替するソリューションです。以下2つのシステムを提供いたします。

・仕様書作成システム:COBOLをアップロードすると、Geminiが仕様書を自動生成
・質疑応答システム:COBOLシステムに関する質問に対し、仕様書を検索してGeminiが回答

Chatイメージ
AIベテランエンジニア キャラクター

このシステムは、企業の情報システム部門におけるシステムの維持・運用、改修時の修正提案、不具合の原因調査などにおいて活用できます。今後も当社は、COBOLシステムにおけるブラックボックス化の解消、保守運用の効率化、人手不足対策、さらには脱レガシーやビジネス環境の変化への対応を支援してまいります。

東京システムハウスについて(https://www.tsh-world.co.jp/

お客様のビジネス戦略まで踏み込んだシステムの企画、開発、運用保守、マイグレーションサービス、パッケージソフトの企画、開発などを手がける独立系IT企業です。1976年の創業以来培ってきた業界知識やノウハウをもとに、AIやIoTを活用した開発やデータ利活用分野にも積極的に挑戦しています。ロボティクス、クラウド、オープンソース等、より高度で最新の技術・ハードウェアを利用した当社独自の製品・サービスの提案とサポートでお客様の発展に貢献してまいります。
代表取締役:林 知之
本社住所:東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング6階
設立:1976年

【製品に関するお問い合わせ】
東京システムハウス株式会社
デジタルエンタープライズ事業部 マイグレーションソリューション部
E-mail:cloudsales@tsh-world.co.jp

【メディアからのお問い合わせ】
東京システムハウス株式会社 広報
E-mail:pr_info@tsh-world.co.jp

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