川崎市のモトスミ・ブレーメン通り商店街、「かんたんAIカウント(ポータブル)」で24時間の通行量を1か月計測。データは店舗集客と人員配置に活用

プレスリリース

 ITサービスを提供する東京システムハウス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:林知之)は、移動式のAI搭載カメラ「かんたんAIカウント(ポータブル)」でモトスミ・ブレーメン通り商店街(組合事務所:神奈川県川崎市、理事長:伊藤博)の通行量を24時間計測したことを発表します。

モトスミ・ブレーメン通り商店街

 モトスミ・ブレーメン通り商店街では、年に1度、測定員による通行量調査を行っていましたが、より柔軟なエリア・時間で長期間測定し、店舗の運営戦略に活かしたいという思いがありました。そこで「かんたんAIカウント(ポータブル)」を2022年2月1日より商店街中央部に設置いただき、AIによる通行量カウントを実施しました。全ての曜日で24時間の賑わいを可視化することで、人通りが測定されてこなかった夜間、早朝、雨天時の人流把握ができただけではなく、土日と平日の通行量の差が想定よりも少ないことなどを発見しました。今後は、計測した通行量データを振興組合の組合員と共有し、営業日・時間・シフトなど個店の販売戦略に活かしていく方針です。

モトスミ・ブレーメン通り商店街の調査結果と今後の活用方法

1. 24時間の賑わいを可視化/個店の店舗運営戦略に活かす
 モトスミ・ブレーメン通り商店街は、東急電鉄元住吉駅の西口方面に伸びる、全長約550m、加盟店舗約180店舗の商店街です。これまで年に1度、測定員による日中の通行量調査を実施していたものの、「雨天時・夕方以降の通行量がわからない」「長期間の調査が難しい」といった課題を抱えていました。「かんたんAIカウント(ポータルブル)」で天候や昼夜を問わず、24時間計測したことにより、これまで計測されてこなかった夜間や早朝、雨の日、土日などの時間帯、曜日でも想定よりも通行量が多かったことが確認されました。今回取得した時間帯別の通行量を商店街の組合員に提供することで、店舗のマーケティング戦略(営業時間・シフト・定休日など)に活用していきます。

曜日別の通行量の遷移(天気や曜日での変動が少ない)

2.街のポテンシャルを可視化/店舗誘致に活かす
 モトスミ・ブレーメン通り商店街では、現在約180店舗が加盟しています。これまで新規出店希望者に対して通行量データを活用した誘致活動は行っておらず、定性的な賑わいや雰囲気をアピールしてきましたが、今回取得したデータを商店街出店希望者に提供することで、説得力のある店舗誘致を実施していきます。また、需要のある所へは取得したマーケティングデータを有料提供していくなど、新しい活用方法も検討中です。

撮影している様子(工事不要の手軽な設置)

◆事例の詳細
https://www.macitta.com/case1/

かんたんAIカウント(ポータブル)について

 街の通行量を24時間計測する移動式カメラ「かんたんAIカウント(ポータル)」は、AIを用いたカメラにより、駅に向かう人と駅から来る人のように2方向の人数を15分間隔で計測できるソリューションです。天候や昼夜を問わず、24時間計測でき、イベント時の通行量計測など期間を設定してレンタル可能です。計測と同時に画像データは消去されるため個人情報は残しません。記録した通行量データはCSVファイルでクラウドからダウンロードが可能で、リアルタイムに確認できます。

かんたんAIカウント(ポータル)

◆製品情報
https://www.macitta.com/index.php/product/ai/

【問い合わせ先】
東京システムハウス株式会社 Macitta事務局
E-mail:macitta@tsh-world.co.jp

【本件に関する問い合わせ先】
東京システムハウス株式会社 広報 原口
E-mail:pr_info@tsh-world.co.jp