食品メーカーの品質管理システムは「TOREPAS」にお任せ!(後編) 2024年1月12日コラム 前編では、「TOREPAS」が選ばれる理由や部門別の課題を中心にまとめました。後編では、具体的に「TOREPAS 」をどのように活用するのか、基本的な業務の流れについて説明していきます。 Contents1. 「TOREPAS」をどのように活用する?2. データの登録から規格書提出までの流れ(基本パターン)2.1. 原料データの登録2.2. 配合表登録2.3. 原材料表示文作成2.4. 商品データ登録2.5. 規格書提出3. 品質管理業務を自動化するとは?4. まとめ 「TOREPAS」をどのように活用する? 業務フローのイメージ 「TOREPAS」では、原料に関するデータ、配合に関するデータ、商品に関するデータ、3つの情報を管理しています。具体的な活用方法を部門ごとにまとめます。 品質保証部:原料の管理や、表示文/栄養成分の作成、商品規格書の作成/提出業務をTOREPASを活用し、効率化することができます。栄養成分計算や原料表示作成といった特に注意が必要な業務をシステム化することで作業時間の短縮、ヒューマンエラーの減少などが見込めます。 商品開発室:食品メーカーでは、商品開発で使う開発処方と生産側で使う生産処方を個別で管理しているのが一般的です。それらのデータを集約し、一元管理することで、必要な情報に迅速にアクセスできる他、開発処方から生産処方に変更する際のデータ入力といった重複作業が減り、業務効率化が図れます。 営業部:商品に関する問い合わせがあった際、品質保証部に依頼をするケースが一般的かと思いますが、「TOREPAS」の検索機能を活用することで、即時に商品規格情報を調査することができます。回答までの時間を短縮できるため、これまで以上に迅速な対応が行えます。 製造/工場:「TOREPAS」で自社に合ったレイアウトでラベルデータを作成し、印刷機と連携することで、表示ラベルの発行が容易に行えます。 ※一部、オプションとなります。 詳細はこちらからご確認いただけます。https://www.tsh-world.co.jp/torepas/ データの登録から規格書提出までの流れ(基本パターン) 原料データの登録 原料メーカーより回収した原料規格書の情報を「TOREPAS」の原料データベースに登録します。原材料規格書管理回収サービス「TOREPAS BANK」を併用することで、原料メーカーと食品メーカーの規格書のやりとりを円滑に進めることができます。 「TOREPAS BANK」については、下記の記事で詳しく説明しています。「原料規格書の回収をシステム化するとどこが便利になるの?具体的なフローを説明」 配合表登録 配合(仕掛品)に使用する原料データを登録します。原料データベースに登録されたデータを検索し、配合データベースに登録します。 原材料表示文作成 原料データを元に原材料表示文を作成します。原材料、添加物ごとに重量の多い順に並ぶように設定されているため、並び替えは不要です。 商品データ登録 商品の特徴・賞味期限・保存方法・製造者・工場といった商品情報を登録し、配合データと商品データの紐づけを行います。「栄養成分・規格情報」「商品情報」「アレルギー情報」「コンタミ情報」「荷姿・包材情報」「製造工程情報」「商品原料構成情報」が管理項目として用意されています。 規格書提出 事前に登録したテンプレートにて、規格書をExcel出力します。書式数に制限がないため、得意先に合った書式を登録できます。 規格書の出力イメージ(得意先によって書式を変更できる) 品質管理業務を自動化するとは? 年々、品質管理における業務は増加しており、業務効率化の取り組みは急務の課題となっています。「Excel業務が多くある」「異なるシステムに2重登録をしている」場合は、業務自動化ソリューションRPA※を活用することで、定型業務を自動化することができます。 「TOREPAS」では、RPASolution(業務自動化)と組み合わせることで更に効率化が図れる「TOREPAS on DAP」を提供しています。「TOREPAS on DAP」は、簡単に言うとTOREPAS上で手動にて行っていた業務の一部をソフトウェアロボットに任せるサービスです。例えば、TOREPASの原料登録を自動化できる他、複数商品を対象に1つのテンプレート書式へ自動出力できます。 RPA連携することで「操作ミスがなくなる」「繰り返し業務の手間がなくなる」「担当者不在でも業務を進められる」といったメリットがあります。 ※RPAとは:ロボティック・プロセス・オートメーションの略であり、ソフトウェアロボットを使い、ルーチンで繰り返す業務プロセスを自動化する技術です。人が行なっていた業務を機械的に任せることで、生産性向上や効率化を図ることができます。 まとめ 食品メーカーの品質管理システム「TOREPAS」について、前編、後編で紹介しました。業務効率化を実現する方法として、システム化は非常に効果的です。 「TOREPAS」について詳しく聞きたい、ご検討中の場合は、お気軽にお問い合わせください。