【イベントレポート】Wagby Developer Days 2022に協賛~ノーコード・ローコード開発の活用事例を発表~

お知らせ

2022年10月26日(水)~28日(金)にローコード開発ツール”Wagby”に関するセミナー、Wagby Developer Days 2022が開催されました。今年はJapan IT Week秋 ソフトウェア&アプリ開発展にジャスミンソフトが出展し、そのブース内で実施され、多くの方にお立ち寄りいただきました。

弊社社員も「Accessで構築したシステムからの脱却」と題して、事例発表をしましたので、当日の内容とともにご紹介いたします。

▼Wagbyについて
https://www.tsh-world.co.jp/service/wagby/

 

セッションパート「Accessで構築したシステムからの脱却」

弊社からは、マイグレーションソリューション部 濱倉が登壇し、某製造業のお客様にWagbyを活用した事例を発表いたしました。

DXを実践していくには、急速に変化するビジネス要件にスピーディに対応する必要があります。その一つの解として、エンドユーザ自身がシステムを作るEUCという方法がありますが、この手法は、現場の思いをくみ取って、且つスピーディに要件を実現できるという側面を持つ一方で、IT部門での管理が難しい、属人化となっている、設計書等のドキュメント類が存在せず、後継者への引継ぎが難しいという課題が発生することがあります。

この様な課題をWagbyで解決した生産管理補助システムの移行事例です。

 

(1)移行対象システムの概要

今回Wagbyへ移行したシステムは、オレンジ色の「生産管理補助システム」の部分です。こちらは、Access/Oracleにて構築されたシステムです。
グループ共通のDBがあり、そのDBを社内共通DBに取り込んだ後、日次で生産管理補助システムに取り込んでいます。こちらは、エンドユーザ様自身が構築されたシステムEUCです。Accessを起動させて、帳票はAccess経由でExcelに出力して印刷出力していました。

 

(2)課題・経緯

2000年から使用されているということもあり、設計書等のドキュメント類が存在していない、後継者の引継ぎが難しい、属人化したシステムとなっていることが大きな課題でした。また、システムを構築された方の定年が目前に迫っていたため、早急にこれらの課題を解決する必要がありました。

今のシステムをそのまま塩漬けで継続利用する方法や、既存の他システムへの統合なども検討しましたが、管理面の課題や期間、予算感が合わず、最終的に工数を減らし、効率的に開発ができる「WagbyEE」に決定しました。

▼Wagbyについて
https://www.tsh-world.co.jp/service/wagby/

 

(3)導入効果

大きな課題となっていた3点は、Wagbyのトレーニングを受講していただき、お客様ご自身で開発していただくことにより、改善することができました。

また、他のユーザ部門から「自分達も利用したい」という声があり、IT部門でWagbyのトレーニングやノウハウの共有を実施し、社内のEUC開発標準ツールとしてWagbyが位置付けられました。

 

(4)まとめ

お客様事例では、EUCシステムを構築したご本人がWagbyにて再構築した事で、開発効率が大幅にアップしました。また、Wagbyを導入することでドキュメントの自動生成もでき、ソースコードの標準化も行えました。

今回のお客様のように導入後、トレーニングを受講いただき、自社でできる部分は作成し、作成が難しい部分は、相談いただく進め方がおすすめです。

 

こちらの事例の詳細や、その他事例もございますので、ご興味のある方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
https://www.tsh-world.co.jp/mms/contact/