Overviewレガシーマイグレーションに対する取り組み
オープン化の手法として
メインフレームからのシステムオープン化の手法には、オープン環境下での再構築やERPパッケージの導入による業務改革などがありますが、特に基幹システムの場合は莫大な費用・工数・期間とリスクをともなうため、決して最適な方法とは言えません。東京システムハウスは、いままで築き上げた基幹システムのアプリケーション(COBOL資産)や保守・運用のノウハウは、その企業、組織の財産であると考えております。そこで当社は、COBOL言語を中心に構築されたアプリケーションを有効活用し、メインフレームの基幹システムをオープン化するためのサービス(メインフレーム・マイグレーション・サービス《MMS》)を提供しております。
MMSの特長
当社は1995年から長年に渡り、メーカー、業種・業態を問わず様々なお客様にレガシープラットフォーム(メインフレーム、オフコン)からのオープン化を提供してまいりました。それらのノウハウは、《MMS》のコンサルティング・サービスやリソース変換サービス、マイグレーション用のミドルウェア《AJTOOL》に凝縮されております。《MMS》と《AJTOOL》は、既に210件以上のお客様に採用いただき実績を重ねてまいりました。基幹システムのオープン化はもちろん、オープン化後のシステム保守・運用など、様々な面でお客様にご満足頂いております。
Overviewオープン化に対する取り組み
総務省情報通信政策局のまとめた『企業のICT活用現状調査』によると、全面オープン化している企業の比率は10.2%であり、メインフレームを継続利用すると回答した企業は31.8%となっています。その中で最も多く全体の半数を占めるのが、一部オープン化を実施・検討する企業です。これは何らかの理由により、メインフレームの全廃が出来ないケースだと考えられます。一部オープン化を含め、オープン化を実施・検討する企業は約7割に上ります。これらの事からも近年、確実にオープン化の風潮は高まってきているといえます。
Meritオープン化最大のメリット
下の図は、企業が感じているオープン化のメリットを回答してもらったものです。メインフレーム運用・保守には莫大なコストがかかる事から、オープン化へ踏み切る企業が多いと言えます。また、オープン化によってベンダーにとらわれないアプリケーションの選択が可能になる事にも、大きなメリットを感じている企業が多いようです。これほど多くのメリットがあるオープン化ですが、3割もの企業がメインフレームを継続すると回答した理由とは何でしょうか。