Customer Success株式会社オリジン様
お客様 | 株式会社オリジン様 ホームページはこちら | ||
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旧システム概要 | システム内容 | 基幹システム(販売管理、生産管理、購買管理、原価管理、出荷管理、部品在庫管理) | |
移行対象機種 | ACOS4 | ||
資産規模 | COBOL | 1365本 | |
JCL | 1107本 | ||
コマンドプロシージャ | 100本 | ||
簡易言語(NL2) | 105本 | ||
画面定義体(MFDL) | 391本 | ||
帳票定義体(MFDL) | 169本 | ||
オーバレイ(FDL) | 100本 | ||
RDB(RIQS) | 150テーブル | ||
VSAM(VSAS) | 50本 | ||
マイグレーションの目的 | 既存システムの運用を踏襲したまま、拡張性の向上およびシステムのオープン化を実現 |
ReasonsMMS選定理由
オープン化手法の比較と評価 | 既存資産 有効活用 |
コスト | 期間 | 移行リスク | システム機能 | 保守 メンテナンス |
拡張性 | |
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再構築 | × | × | × | △ | ◎ | ◎ | ◎ | |
パッケージ | × | △ | △ | ○ | ○ | △ | △ | |
マイグレーション | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
MMS選定のポイント | ①COBOL資産・開発スキルが継承できる ②ユーザインターフェースに変更無く、業務変更も無い ③納期厳守で安定的なオープン化を実現できる |
solutionsマイグレーションにおける課題と対策
新システム環境への適応が不安
通常ベンダーが請負う照合テストを自社にて実施
プロジェクトの早い時期からオープン系へ慣れる事で、稼動後の技術力不安を取り除く
メインフレームに開発環境が無い
開発環境が無く、テストケース取得が困難である為、通常のマイグレーションプロジェクトと比べ、
照合テスト期間を長く予定
その為、照合テスト実施までの期間を5ヶ月間という短納期で予定
日常業務をこなしながら出来るか
常駐テスト支援を実施し、テスト実施ノウハウ及び簡易ツールの提供
オープン系製品の使用方法の教授を実施
Migration method各種資産移行方法
簡易言語(NL2)は、メインフレーム上で一旦COBOL化し、その後オープン系COBOLに変換
Scheduleマイグレーションスケジュール(実績)
Success factorsマイグレーション成功の要因
- 移行対象外のリソースについても、予め変換作業のみ実施し、御客様作業において後戻り工数が発生しない様に対応
- プロトタイプを実施し、特定のパターンの分析・移行設計を行い、ツール変換を実施
- オンラインの照合テストについては、自社環境でテストを実施し、メインフレーム上の実データを確認しながら、テスト作業を実施
- バッチの照合テストについては、部分的レコードの抜粋による照合テストを行い、複数回の処理を実施する事で、品質を向上
- 本番稼動直後のミドルウェア不具合は、既知の問題以外はアプリケーションの修正で対応
- データ移行シミュレーションを十分に実施
resultマイグレーション後の効果
処理性能向上
処理時間4時間程度のジョブが、20分に短縮
メインフレームでは、デイリーのバックアップは主要ディスクのみであったが、フルバックアップに変更
バッチ処理数を拡大(翌日対応となっていた個別処理を当日対応に)
コスト削減
メインフレーム完全撤去によるITコスト削減
PDF化によるTCO削減
安定稼動
本番稼動後ノーダウン
アプリケーションサーバは、HA構成に出来た為、可用性を確保
拡張性向上
外部との連携がとり易い、拡張性のあるシステム基盤を構築
保守・メンテナンス性向上
ブラックボックス化されていたシステムの一部が紐解かれた
スキルトランスファーを行いながらのプロジェクトになった為、新環境の適用も問題無し
メインフレームでは無かった開発系が構築できた事により保守性が向上
ORACLE、SVF化、GUI化を行った事で、ユーザーからの機能要望が増加
Future今後の可能性
PDF化を実施した事による、ペーパレス化の促進
インデックスファイルのRDB化
オフコンのオープン化